2013.11.2
農園芸ジョブトレーナー養成研修(三重県名張市)
『農業分野は障がいのある人たちの職業として、適した職業であることは古くから認識され・・・、健康的で、様々な作業工程や内容が障がいのある人にとっても得意分野として活用でき・・・。』
三重県名張市は、遠かった。名古屋で前泊して、現場で一泊、もう一度名古屋で一泊で、4日の行程となった。
園芸福祉に関わる人・農業に関わる人は、総じて明るさを持っていて。私にはまぶし過ぎる。実際に目で見て確かめたかった。
座学は実に本格的で、現場に行って実際に聞いてさわって、そして名刺交換(笑)。
得たものから、なんらかのかたちに。それはまだ見えないけれど。
帰りの名古屋で、母校の入り口まで行く。過去に向き合うのはしんどいが、踏ん切りをつけたかった。
「社会は福祉を動かす。福祉は社会を動かせない。」
この結論を繰り返した講義の思い出。
制度の変更でいともあっけなく農業での福祉支援・就労は吹き飛んだ。その経験は、その言葉のとおり、『福祉』は風にたなびく枝葉の位置にあることを、思い知らされた。
『社会』の風が吹いたとき、現に見て確かめたこの行為は、千金の重みの言葉となって、押しとどまれる一助となる。
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